僕が応援する理由

クソDD野郎が彼・彼女達を知って、どう好きになったかを書き留めるブログ

ときのそら 輝く舞台で彼女に会いたい

横浜アリーナ。神奈川県の新横浜に佇む、収容人数約1万7千人を誇るイベントホールである。ここで単独公演を行ったアイドルは、過去にも数えられるほどしかいない。
この大舞台を目指す、1人のバーチャル女子高生が存在する。
ときのそら。youtubeチャンネル登録者17万人(2018年8月時点)のバーチャルユーチューバーだ。

 

https://www.youtube.com/channel/UCp6993wxpyDPHUpavwDFqgg


今やクーリッシュのCMや、VIRTUAL BAZZ TALKなどのテレビにも出演する有名バーチャルユーチューバーの一人ではあるが、ここまでの道のりは決して楽なものではなかった。

 

彼女の紹介記事はMoguraVRにとてもよい記事があるので、そちらを見てほしい。

 

https://www.google.co.jp/amp/s/www.moguravr.com/vtuber-tokino-sora/amp/

 

自分の気持ちの記録をしたいので、ここでは僕の個人的な思い出の話をしたい。

 

僕が彼女を知ったのは、12月14日のYoutubeライブ、だったと思う。だったと思う、というのは、見たという記憶はあるのだが、そのときの僕は彼女に対して、つよい気持ちを抱かなかったからだ。

 

その次に見たのは、バーチャルユーチューバーブームが来てからの話、12月25日のクリスマスライブだ。

当時シロちゃんがバズった直後で、その生放送が事故ったということで、シロちゃんのファンが大量に流れ込んだ。

恥ずかしながら、僕もその内の一人だった。

大量に書き込まれるママ、お姉ちゃんなどのコメントに、画面の中の彼女は戸惑いながらも、一生懸命自分のライブをしようとしていた。

やがてシロちゃんの事故が直り、彼女のライブに流れ込んだ人は減っていった。

その様子を見て、クソDD気質がそうさせたのか、なんとなく不憫に思い彼女のライブをつけたまま、シロちゃんのライブを見た記憶がある。人生で初めての二窓だったと思う。

 

それから、年が開けるまで、なんとなく彼女を応援していた。ツイッターのフォローとチャンネル登録、あとはアーカイブをぽつぽつ見たり。

彼女の夢は横浜アリーナでライブをすることだと言う。

なんだかアイドルアニメ見たいだな、と思った。僕はもともとアイドルマスターをずっと好きだったもので、彼女のことは徐々に好きになっていった。

悪い言い方をすると、どこにでもいるような女の子が横浜アリーナを目指すなんて、夢がある話じゃないか。実現すればいいな。ライブがあったら行こう。

そんなぐらいの気持ちだった。

 

そんな軽い気持ちだったある日、彼女に初めての外部の仕事が入った。配信サイトミラティブで行われるミラティブQというクイズ番組の司会だった。10問総て正解した人の名前を呼ぶと彼女はいった。彼女を応援するため、また、名前呼んでもらえたらうれしいなという軽い気持ちで、僕はクイズに参加した。

クイズはミラティブが不安定だったため、通信エラーなどで正解が不正解になったりと、残念なものだった。

その様子を僕は不安になりながら見ていた。

司会の彼女は、自分の責務を果たそうと一生懸命だった。気がつくと自分はスマートフォンの中の彼女の姿を祈るように見ていた。

最終問題に成功したのは1人、ギリギリでの企画成功だった。それでも、彼女は立派に初めての仕事をやり遂げた。

 

終了直後の反省会放送。疲弊しているので、しばらく待ってから、というAちゃんからのアナウンスがあり、予定より遅れての放送開始だった。

放送越しに聞こえる彼女の声から疲弊しているのがはっきりとわかった。

ボロボロのまま、彼女は初司会を振り返ろうとする。できるだけ、いつも通り、元気な彼女の放送をしようと。それでも言葉が震え始める。

 

みなさんが見に来てくれて、がんばれて、やれてよかったです。

震える声で一言一言、彼女は画面の前の僕たちに感謝を伝えた。

画面の前の僕は、そんな彼女の姿を見て涙を堪えられなかった。

 

理解をしているつもりだったが、僕は彼女がアニメキャラみたいなフィクションの存在ではなく「ときのそら」という1人の少女であることを思い知らされた。

この画面の向こうで、精一杯のやせ我慢をしながら放送している少女はバーチャルではあるが、フィクションではない。夢を目指し、悩みながらも懸命に努力している女の子だった。

  その時、僕は心から、輝く舞台で彼女に会いたい、と感じるようになった。

 

これが僕の彼女を応援する理由だと思う。